- 交換留学に行ったけど、履歴書にそのことは書けるの?
- 書くとしてもどこに書けばいいんだろう?
- 留学で学んだことを自己PRでアピールしたい!
皆さんこんにちは!Z大学の薫です!
Z大学では、「就活・留学・学生ビジネスなど」主に大学では学べないことを発信しています!
このように就職活動などで、履歴書に交換留学のことをどのように盛り込めばいいか分からない人もいると思います。
とはいっても、自己流に書いてしまって、知らず知らずのうちに就職活動で不利になってしまったら嫌ですよね。
書き方のルールを守ったうえで、交換留学の経験をしっかりとアピールすることで自信の持てる履歴書に仕上がること間違いなしです!
私自身も大学在学中にチェコ共和国のカレル大学法学部に一年間交換留学をしていました。
その後の就職活動では留学経験を効果的にアピールし早期に内定をいただきました。
- 交換留学の経験を履歴書に書いていいのか?
- 書けるとしたらどの欄に書いていいのか?
- 自己PRで留学経験の書き方
これらについて解説するので、交換留学を終えてこれから就職活動をする人、留学経験のアピールの仕方が分からない人はぜひ最後までご覧ください!
この記事を監修した人
薫
大学生・個別英語講師
チェコのカレル大学法学部に交換留学
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学歴欄に書ける留学形態【交換留学じゃない!】
交換留学や語学留学、ワーキングホリデーなど海外に長期滞在する手段は様々ですが、その経歴を「学歴」として履歴書の学歴欄に書いても問題ないのか分からない人も多いと思います。
しかし、自分の判断で、就職活動において学歴と認められない海外経験を学歴欄に書くと、最悪の場合、経歴詐称と判断される場合があります。
知らなかったでは済まされないので、この記事でしっかり確認していきましょう。
そこで本記事では、海外滞在の種類別に履歴書の学歴欄に書けるかどうかを解説していきます。
<学歴欄に書ける留学形態>
- 正規留学
- 交換留学
- 語学留学や海外研修・ワーキングホリデーなど
それでは順にみていきましょう!
正規留学
正規留学の経歴は学歴欄に書くことができます。
海外の大学に籍を置く正規留学は、単位はもちろん、学位取得が伴い、れっきとした「学歴」を得ることができるためです。
学歴欄には、期間 国名 大学名の順で書きます。
大学名は英語表記でもカタカナ表記でも構いませんが、日本での通称がある場合はそちらの方が好まれます!
外国の大学であっても正規の学生として在籍している場合、学歴欄に書くということがわかりましたね!
当たり前といえば当たり前です。
正規留学の場合は学歴欄に堂々と書きましょう。
交換留学
交換留学は残念ながら、たとえ一年間の交換留学の場合でも、履歴書の学歴欄には書かない方が安全です。
交換留学はあくまで、日本の大学に在籍したままの留学なので、正式な学歴として学歴欄に記入するのは誤解を招きかねないからです。
単位取得ができることが交換留学の特徴なので、学歴に含めても良さそうなのですがリスクは犯さないでおきましょう。
私も履歴書を書くときに、日本の大学とチェコの大学を書いていいのか分からず、大学のキャリアセンターに問い合わせて「交換留学は学歴には含まないことが一般的」ということを確認しました。
交換留学の場合は、期間に関わらず学歴欄に書かないということが分かりましたね。
交換留学を学歴欄に含めて書きたい気持ちは分かりますが、学歴欄には日本の在籍大学のみを書きましょう。
語学留学や海外研修・ワーキングホリデー
語学留学や海外研修・ワーキングホリデーなども学歴欄には書くことができません。
これらは正式な学歴として認められないからです。
あくまでも私的な海外滞在にすぎません。
特に語学留学は正式には「語学研修」という扱いになります。
正規留学以外の留学、長期海外滞在は学歴には含まれないということが分かっていただけたと思います。
間違って書かないようにしましょう!
交換留学履歴書の免許・資格欄に書くこと
交換留学は学歴欄に書くことができないとなると、全く交換留学のことは履歴書に含むことができないのでしょうか?
そんなことは全くありません。
様々なアピールの仕方がありますが、まずは「免許・資格欄」に語学力を書くことができます。
しかしスコアによって書かない方がいい場合もあるので気を付けてください。
そこで本記事では
<交換留学履歴書の免許・資格欄に書くこと>
- 語学試験のスコアを記載
- 履歴書に書ける最低ラインの語学力
- 最低ラインを満たさない場合
について解説していきます。
語学試験のスコアを記載
留学で培った英語力をアピールするために、免許・資格欄に語学試験のスコアを記載することができます。
留学経験の有無に関わらず、高い語学力があることはプラスに評価されます。
目安としてはTOEIC860点以上だったらかなり評価が高いと聞きました。
交換留学は学歴にはならないけれど、免許・資格欄に語学試験のスコアを書いてアピールできるということが分かったと思います。
留学が実り多きものだったことを語学力の面からも証明しましょう!
履歴書に書ける最低ラインの語学力
履歴書に書いて評価される英語のスコアは目安として、TOEIC L&Rは600点以上、英検は2級以上です。
この水準の英語力がない、または証明できない場合は履歴書にスコアを書かない方が安全です。
これらの点数は残念ながら、留学経験の有無に関わらず、評価の対象になる英語のレベルではないからです。
書いてしまうことで、逆に「留学したのにその程度か」とマイナスの評価にもなりかねないので、持っているスコアが最低ラインを満たしているか確認しましょう。
外資系だとTOEIC800点以上が最低ラインになります。
低すぎる点数は全く評価されないということが分かりましたね。
テストを受けて水準をクリアするか、下記の別のアピール方法を試しましょう。
語学力の最低ラインを満たさない場合
履歴書に書ける最低ラインの語学力がない、もしくは語学試験が就職活動に間に合わない場合は、自分の言葉でどのくらいの語学力なのか備考欄に書くことができます。
低すぎる語学のスコアを書いて自分の評価を不必要に下げるよりも、前向きに表現して評価をしてもらう方が断然いいからです。
試験日程がエントリーに間に合わない場合も仕方がないですよね。
「日常会話に困らない程度の語学力」や「現地の学生とディスカッションできる語学力」などが分かりやすいです。
たとえスコア自体を履歴書に書けない場合でも、語学力を自己評価して履歴書に書けるということが分かったと思います。
ぜひ分かりやすく書いてみましょう!
交換留学の履歴書自己PR欄に書くこと
語学試験の結果だけでなく、留学で貴重な体験をしたのだから、それを自己PRに使いたい!という人も多いと思います。
しかし、単に交換留学をしたことだけを書いても魅力に欠ける履歴書になってしまいます。
せっかくの体験ですから、相手に伝わる自己PRを書きましょう!
そこで本記事では、自己PRで交換留学のことを書くときに盛り込むべき項目をまとめました。
<自己PR欄に書くこと4選>
- 期間・国名・大学学部名
- 語学力
- 学術面
- 行動力
では順に解説していきます!
期間・国名・大学学部名
まずは、交換留学の期間、国名、大学学部を明確に書きましょう。
履歴書の読み手にとってそのあとに続く自己PRの内容を理解するために、必要な基本的な情報だからです。
留学経験が書かれているのに、これらの情報がないと内容に疑問符が残りますよね。
「私は交換留学生として〇か月間、〇国の〇大学〇学部で〇〇について勉強しました。」と書き出して、文章を続けると分かりやすいですね!
自己PRで交換留学のことを書く場合は、必ず留学の基本情報を書かないといけないということが分かったと思います。
忘れずに省略せずに書きましょう!
語学力
語学面についても自己PRで使うことができます。
外国語習得は、新しいことを学び自分のものにするプロセスの具体例です。
もちろん、高い語学後力があることを事実として書いても全く効果的な自己PRとはいえません。
しかし、その語学力を得るためにどんな過程を経たのかも踏まえて書くことは、採用担当者から見れば、みなさんの入社後の姿と重なるため魅力的なPRだと言えます。
「IELTS5.5で留学し全く授業についていけず、苦手分野を徹底的に分析し、毎日10時間自習した結果、留学先の単位を取り、留学後にはケンブリッジ大学の出願要件を満たす英語力を身につけることができた。」説得力ありませんか?
実は・・・これは筆者の実体験です!
みなさんの現在の語学力を得た経験は自己PRにつながるということが分かったと思います。
どんな工夫をしたのか、どんな練習をしたのか書いてみましょう!
学術面
留学先でどんな勉強や研究をしたのかという学術面も自己PRに使えます。
学歴には含まれないとはいえ、交換留学の一番の目的は、海外の学術機関で一定期間、勉強や研究をすることです。
なのでその目的達成の過程やどんなことを学術的に身につけたのかを伝えることは自己PRにつながります。
例えば、「旧共産主義の憲法の変遷」や、「留学先の国をモデルに日本の社会問題を解決する糸口を模索した」などきちんと目的を果たしていることが言えますね!
自己PRで学術面を題材にすることもできることが分かったと思います。
留学先でどんな勉強したかぜひ書いてみてください!
行動力
交換留学に行ったことを例に「自分には行動力がある」ということをアピールすることもできます。
留学がある程度一般的になってきているとはいうものの、まだまだ少数派です。
また、様々な留学形態を含めた日本人留学生の数からみても、期間が半年から1年という交換留学はより少数派です。
つまり、交換留学に至るまでには、人とは違う意思決定があり、行動力があると十分に言えるからです。
「〇〇は交換留学でないと経験できないと思い、交換留学を決意した。」など具体的に書きましょう。
留学の経験を書くことで、自分の行動力を示すことができるということが分かったと思います。
ぜひ、その行動に至った理由や経緯を思い出してみましょう!
交換留学の履歴書自己PRでの注意点2つ
自己PRで書くべき項目を読んでいただけたと思いますが、より説得力のある自己PRに仕上げるために注意することはあるでしょうか?
答えは「イエス」です。
注意点を考えずにただ留学経験を書いてしまうと、ただの体験談、自慢話になってしまい、選考通過から離れてしまいます。
そこで本記事ではより効果的に自己PRをするための注意点を2つまとめました。
<自己PRでの注意点2つ>
- 事実だけではダメ
- 体験談だけでもダメ
では順に解説していきます。
事実だけではダメ
留学の事実だけを述べるのは絶対にNGです。
必ず、「どんなことを学んだのか」、「どんな経験をして自分に影響を与えたのか」などみなさんが一番に伝えたいことを具体的に分かりやすく書きましょう。
「私は〇か月間、〇国の〇大学に交換留学をして、△△を学びました。」だけで終わってしまうと、「だから?何を伝えたいの?」となってしまいます。
また今の時代、留学経験だけではそれほど他の学生と差はつきません。
授業でのディスカッションやプレゼンテーション、図書館で籠って勉強したこと、異文化に触れて感じたことなど、留学の事実+αで書けることはたくさんあると思います。
自己PRで単なる事実の羅列をするのではなく、「留学を通じて得たこと」を書くことが重要だということが理解できたと思います。
もう一度、自分の留学の志望動機や記録を見返してみましょう。
体験談だけもダメ
自分の体験談だけを自己PRとして書いてしまうことも絶対にNG!
必ず、どんな課題があって、どのように解決を図ったのかなど、次そのような状況になったらどう対処するかなど、未来へつながるイメージを沸かせることが重要です。
採用者は、その経験をどう自社で活かしてくれるのかを見ているからです。
就活生がどんな経験をしたか、経験そのものに興味があるわけではないんです!!
つまり、「留学をしてTOEICのスコアが500点上がりました。」などが書かれていても、それ自体は評価されるべきことですが、就職後に予想される困難な状況や課題解決の場面とその経験が結びつかないのです。
留学で得たことを書くときは、経験を過去の範囲で留めるのではなく、入社後のみなさんの
像につながるように書くべきということが分かりましたね。
みなさんの体験談を採用者側から考え直してみてください!
まとめ:交換留学の履歴書では自己PRをきちんと書こう!
本記事では、交換留学は履歴書の学歴欄に書くことはできないが、自己PRでは十分に使える要素であるということを解説してきました。
交換留学の経験を履歴書にどう盛り込むか理解できたと思います。
せっかく自分の手でつかみ取った交換留学の貴重な経験、しっかり言語化して自分の強として履歴書に書きましょう!
<まとめ>
- 交換留学は履歴書の学歴欄に書かないことが一般的だということ
- 交換留学経験は免許・資格・自己PR欄に書くこと
- 留学経験を書くだけでは効果的なアピールにはならないこと