皆さんこんにちは!Z大学のナイキです!
Z大学では、「就活・留学・学生ビジネスなど」主に大学では学べないことを発信しています!
- M&Aの長期インターンって何するの?
- M&Aの長期インターンをするメリットは何?
- そもそもM&Aってどのようなものか知りたい!
企業の平均年収ランキングでも、上位にランクインしているのはM&A業界の企業が多く、就職先でも人気となっている業界です。
そのため、M&A企業で長期インターンシップをしてみたいが、普段生活をしていてM&A企業を目にすることは少ないので、長期インターンシップのイメージがつかないと考えている学生は多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、M&Aの長期インターンについて網羅的にまとめました。
僕自身の長期インターン5社経験かつ、M&A業界に実際行った人を面談していた経験から話します!
- M&Aとは
- 長期M&Aインターンの仕事内容
- M&Aの長期インターンに参加するメリット
- M&Aの長期インターンに参加するデメリット
- M&Aの長期インターンに向いている人
これらについて解説していくので、「これからM&Aの長期インターンに参加したい」と考えている学生はぜひ最後までご覧ください!
この記事を監修した人
ナイキ|南山大学4年|ITメガベンチャー内定者
タイの広告代理店とベトナムの人材紹介で営業インターンを経験。また、新卒採用イベントの責任者と文部科学省の海外留学プロジェクトの長期インターンシップにも参加。
コンサルタントも含め、様々な就活や長期インターンの面談を100件以上行った
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M&Aとは
M&A(エムアンドエー)とは、「Mergers and Acquisitions」の略で、資本の移動を伴う、企業の合併と買収の事を指します。
具体的には、2つ以上の会社が1つの会社になる「合併」と、ある会社が他の会社を買い取る「買収」という意味を掛け合わせた言葉です。
また、広義の意味では、企業と企業が資本を提携する「資本提携」の事を指す場合もあります。
日本では、少子高齢化などにより、後継がいない企業が増えてきているため、M&Aの数が増えています。
後継がいなくてそのまま会社をたたむよりは、誰かに売却などをして事業が存続していく方がいいですよね。
長期M&Aインターンの仕事内容
ここからは、M&Aの長期インターンの仕事内容について解説していきます。
M&Aの長期インターンは、コンサルティングに近い仕事を行う事に加えて、金融に関する業務をする事が多いです。
以下が、長期M&Aインターンの仕事内容です。
<長期M&Aインターンの仕事内容>
- 市場や企業リサーチ
- 簡易Valuation
- 対象企業へのM&A企画
- 企業へM&Aの提案
順に解説していきます。
こちらの記事は、コンサルティングの業務について詳しく解説しているので、ぜひご覧ください!
▶︎【稼ぎたい学生必見】コンサル長期インターンの特徴やメリットとは?
市場や企業リサーチ
M&Aにおける、市場や企業リサーチとは、M&Aが必要な市場や企業を調べる事を指します。
具体的には、上司やネットから情報を拾い、どのような会社にM&Aが必要か見極める事や、M&A企業が、M&Aが必要な場合に対象企業の詳しい情報を調べて、ファイルにまとめたりする作業です。
市場や企業リサーチをまとめると以下の特徴があります。
- M&Aが可能な市場・企業を選定する
- 調べる方法は、事前に上司から情報もらってり、ネットや知人の紹介経由
- 企業や市場について調べ終わったらファイルにまとめる
- 会社や市場についての概要を知る事ができる
M&A企業で働くための基礎的な仕事で、業界や会社の事業内容を理解するためにとても重要な作業です。
M&A企業で働くには、幅広い業界・企業の知識が必要なので、気を抜かずに仕事をしましょう。
情報収集のコツを会得すると、企業のHPを見るだけで、企業が行なっている事業の細かい部分まで理解できるようになります!
簡易Valuation
まず、Valuationとは日本語では、「評価」や「価値」などと訳される事が多いです。
M&Aにおいて、企業を買収や合併する時に、特に未上場の企業に関しては、株式が証券会社に出回っていないので、企業価値を知る事ができません。
そのため、M&A企業が、M&Aされる会社について、市場においてどの程度価値があるかを算出しますが、M&A時に企業価値を定める方法の事をValuationと呼んでいます。
また、Valuationを定めるには、大きく分けると「コストアプローチ」、「マーケットアプローチ」、「インカムアプローチ」の手法を使う事が多いです。
簡易Valuationをまとめると以下の特徴があります。
- M&A時に企業価値を定める事を指す
- Valuationを行う時には、3つの手法を使う事が多い
長期インターン生が行うのは、「簡易Valuation」が多いので、紹介した3つの手法を使いながら、細かい企業価値は算出せず、ざっくりとした企業価値まで算出する事が多いです。
簡易Valuationに関しては、学生にどこまで細かく算出させるかは企業次第なので、面接の際にどのような方法で、どこまで算出させてもらえるかは確認をしましょう。
学生のうちから企業価値を算出できるようになると、面接で高い評価を受ける可能性が高まる事間違い無いです!
対象企業へのM&A企画
市場・企業リサーチや、簡易Valuationができるようになると、対象企業へのM&A企画を任される事が多いです。
対象企業へのM&A企画とは、クライアントの企業様がどのような企業を買収すべきかや、どのような事業を買収したら既存事業とシナジーが生まれるかを企画して上司などに発表する事です。
まとめると、対象企業へのM&A企画は以下の特徴があります。
- クライアントがどのようなM&Aすべきか考える
- クライアントに発表するのではなく、まずは社内で発表
- 実際にM&Aの仕組み作りを体感する事ができる
- クライアントにシナジーが明確に生まれる企画を作るのが大切
これまで行なってきた、市場調査やValuationなどを複合させた業務となります。
M&A業界が自分に合うか判断するために役に立つ業務と言えるでしょう。
企業へM&Aの提案
企画業務が慣れてきたら、最後は企業へM&Aの提案をしに行きます。
提案の流れは、M&Aが必要な企業に対してアポを取れるか確認し、アポが取れたら、事前に企画をしていたM&Aの案を提案します。
まとめると、企業へM&Aの提案は以下の特徴があります。
- 提案するためにまずはアポを取る
- 先輩が付いている事は多い
- 提案時は提案理由をしっかり答える事が大切
- 中長期的なゴール・得られるシナジー・譲渡企業の位置付けも意識して提案する
クライアントの視点に立って、メリットや不安を取り除ける案を提案をしましょう!
長期インターンの場合は、先輩社員や、先輩インターンに隣にいてもらいながら作業をする場合が多いので安心してください。
M&Aの長期インターンに参加するメリット
M&Aは難しい作業が多く、他の長期インターンと比べて、参加するメリットがわかりづらいですよね。
そのため、次はM&Aの長期インターンに参加するメリットをわかりやすく解説していきす。
M&Aの長期インターンに参加するメリットは多数あるので、M&Aの長期インターンに参加しようと考えている学生は参考にしてみてください!
以下が、M&Aの長期インターンに参加するメリットです。
<M&Aの長期インターンに参加するメリット>
- 成長産業のため仕事が多い
- 給料が高い
- M&A業界に就職しやすくなる
- 会計や戦略設計スキルが身につく
順に解説していきます。
成長産業のため仕事が多い
まず、M&A長期インターンに参加するメリットは、成長産業のため、仕事が多い点です。
日本では、上記の図からわかるように、少子高齢化不足により、年々M&Aが行われる回数が増えています。
日本の少子高齢化は、これからも進んでいくので、景気に左右される部分もありますが、これからもM&Aの数は増える事が予測され、業界は成長していくのでしょう。
業界が成長していくと、仕事が増えるかつ人員は不足する傾向があるので、自分の力量以上の仕事を任される事が多く、結果として自身の成長を促す事につながります。
自分ができる事やっていても、新しい事はできるようにならないので、成長はしないですよね。
自身の力量以上を任されると、失敗する可能性も高まりますが、仕事をやり切れると大きな自信と成果が得られる事間違いないです。
裁量がある職場で働き、早く成長したいと考えている学生にはオススメです!
給料が高い
給料が高い事もM&Aの長期インターンに参加するメリットとして挙げられます。
長期インターンの平均時給は1000円前後と言われていますが(Intern Streetより)、他の長期インターンに比べて、M&Aの長期インターンは時給が高額に設定されている場合が多く、限られた時間の中で、効率良く稼ぐ事ができます。
具体的には、1500円以上に設定している企業が多いです。
▶︎M&A企業の長期インターン求人の募集例
仮に時給が1500円で週に3回働いた場合と時給1000円で同じく週に2回働いたのを比べると
1500円×8時間×8日=96000円
1000円×8時間×8日=64000円
3万以上の差が生まれます。
学生にとって3万円は大きいですよね。
もちろん給料が全てでないですが、給料が低くて損はないですよね。
たくさんお金を稼ぎたいと思っている学生は、ぜひM&Aの長期インターンに参加してみてください。
こちらの記事は、他の職種の情報を知りたい方はぜひご覧ください!
▶︎【見ないと損】長期インターンの職種まとめ/職種の選び方も解説
M&A業界に就職しやすくなる
M&A業界に就職しやすくなるのも、M&A長期インターンに参加するメリットです。
M&A業界で活躍するには、会計(簿記2級程度)営業力、人脈などのハイレベルなスキルを求められるので、中途入社が多く、新卒入社するのは狭き門と言えます。
そのため、M&Aの長期インターンに参加していると、M&Aで行う必要な知識や経験を取得しているため、他の学生と差別化ができ、狭き門の会社に就職がしやすくなります。
志望動機を聞かれても、自分の原体験から話す事ができるため就職しやすくなります。
長期インターンを経験していなくても就職はできますが、業務を経験している学生と未経験の学生のどちらを採用するかと言うと、業務を経験している学生ですよね。
M&A業界に就職したいと考えている学生は、ぜひM&Aの長期インターンに参加してみてください!
こちらの記事では、他にも長期インターンが就職活動に有利になる理由が知りたい方ぜひご覧ください!
▶︎【体験談】長期インターンが就職活動に有利になる理由を徹底解剖
会計や戦略設計スキルが身につく
会計や戦略設計スキルが身につくのも、M&Aインターンに参加するメリットです。
M&Aの業務は、会社の財務状況の把握、財務分析などから、どのような会社を買収するかの戦略設計まで行うため、会計や戦略設計スキルは身につきます。
会計や戦略設計スキルは、特に経営者や会計士、戦略コンサルタント、M&Aアドバイザリーなどに生かされ、学生の頃に実践で学ベる機会が少ないため、貴重なスキルを習得できると言えるでしょう。
経営者にとって会社の財務状況を正しく理解する事ができるのは大切です。
授業で学ぶ事もできますが、実践でどのような会計スキルが必要かを、お金をもらいながら学ぶ事ができる方が良いですよね。
会計や戦略設計スキルを身に付けたい学生は、ぜひM&A長期インターンに参加してみましょう。
M&Aの長期インターンに参加するデメリット
長期インターンをするなら、M&Aのメリットだけではなく、デメリットも知りたいですよね。
そこでここからは、M&Aの長期インターンに参加するデメリットを解説していきます。
以下が、M&A長期インターンに参加するデメリットになります。
<M&Aの長期インターンに参加するデメリット>
- 仕事が激務である
- 実力主義である
- 勉強する分野が広い
順に解説していきます。
仕事が激務である
まず仕事が激務である事は、M&Aの長期インターンのデメリットとして挙げられます。
M&A業界は、複数案件の同時進行、クライアントとの信頼構築、多数の資料作成などが理由で、ハードワークになりますが、社員のハードワークに影響され、インターンシップ生も他の業界よりは激務になる場合が多いです。
短期間、高収入が求められる場所なので、ハードワークが必要なのは想像つきますよね。
しかし、残業が多い分、時給は高値に設定されている企業が多いです。
そのため、残業が多くてもたくさん稼ぎたいという学生にはオススメです。
実力主義である
M&A長期インターンのデメリットとして、実力主義である事も挙げられます。
M&Aの業務の性質上、インターン生でも歩合制を導入されている事が多く、会社は実力主義であります。
会社が実力主義であると、実力が出せない場合、立場が弱くなり、結果として会社に居づらくなり辞めてしまう場合もあるので、デメリットになります。
上司から丁寧に仕事を教わりたい、ゆっくり成長していきたいと思う人には合わないかもしれません。
しかし、中には、「実力主義の方が結果がわかりやすくて嬉しい」、「上司に忖度する事が少なくなるので実力主義がいい」と思われる方もいると思います。
そのため、実力主義が自分に合っていると思う人は、M&Aの長期インターンに応募してみてください。
勉強する分野が広い
勉強する分野が広い事も、M&A長期インターンに参加するデメリットです。
M&Aの仕事内容上、法律、金融、戦略設計のスキルは確実に知っていなければなりません。加えて、クライアントの業界は多岐に渡り、クライアントの業界の動向や、性質、会社概要なども知る必要があり、常に勉強が必要です。
勉強する分野が広ければ広い程、自宅でも学習する必要があり、自分の時間が少なくなるので、デメリットと言えるでしょう。
勉強の時間が必要だと、学校との両立も難しいですよね。
一方で、M&A長期インターンで、幅広い分野を勉強すると、経営者としての必要なスキルが身についたり、社会人としてのスタートダッシュが良くなるとも言えます。
長期インターンシップを通して、ビジネスの幅広い勉強をしたいと考えている人にはおすすめな長期インターンシップとなります。
M&Aの長期インターンに向いている人
仕事内容や、メリット・デメリットを知っても、結局自分はM&Aの長期インターンに向いているかわからないと応募しづらいですよね。
そこで、最後に、M&Aの長期インターンに向いている人をご紹介します。
これから紹介する人に自分が当てはまっている場合は、ぜひ長期インターンシップに応募してみてください。
以下がM&Aの長期インターンに向いている人の特徴です。
<M&Aの長期インターンに向いている人>
- 体力に自信ある人
- 実力主義の世界にチャレンジしたい人
- 将来M&A業界に就職したい人
- 金融や法律のスキルを身に付けたい人
やはりM&Aの長期インターンの特徴としては
- 激務
- 実力主義
- 会計や法律スキルは必須
これらの特徴が挙げられるので、激務に耐えられる体力を持っている人や、実力主義の世界に飛び込みたい人、金融や法律の専門知識を入れたい人などが向いていいると言えます。
また、長期インターンシップは会社員と同じ仕事をするので、責任が重く、アルバイトより苦労する事が多いです。
苦労に耐えるためには、将来M&A業界に就職したいなどの強い思いが必要です。ぜひ長期インターンシップする前は、インターンシップへの強い思いを確認してみてください!
僕も、長期インターンシップで辛い時は、目的を再確認する事で乗り越える事ができました!
まとめ
いかがだったでしょうか!
本記事では、M&Aのインターンについて解説しました。
M&Aの長期インターンは激務で大変な一面もありますが、その分時給が高かったり、幅広い知識が獲得できるので、メリット・デメリットを考えながら、興味ある人は、ぜひM&Aの長期インターンに参加してみてください!
<まとめ>
- M&Aとは「Mergers and Acquisitions」の略である
- 最初は、市場調査や簡易Valuationなどの業務を行う
- 高給かつ成長産業である
- 激務な側面もある
- 体育会系が向いている可能性高い
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