- 交換留学でも応募できる給付型奨学金を知りたい
- 給付型の奨学金の応募条件を教えてほしい!
- 奨学金応募は大変なの?
皆さんこんにちは!Z大学のかおるです!
Z大学では、「就活・留学・学生ビジネスなど」主に大学では学べないことを発信しています!
このように「自分で貯めたバイト代だけでは留学中生活できないな」「留学中、給付型の奨学金を受給したいな」と不安な大学生も多いでしょう。
とはいっても奨学金応募は情報戦で条件も厳しそうで、応募までのハードル自体が高そうですよね。
そこで本記事では、実際に給付型の奨学金を受給しながら留学していた人の体験談も交えて、交換留学でも応募できる奨学金をまとめました。
私自身もJASSOの奨学金を受給し、留学生活を送っていました。
- 奨学金の種類が分かる
- 交換留学でも応募できる給付型奨学金が分かる
- 奨学金応募の際に気をつけるべきことが分かる
これらについて体験談も交えて解説するので、交換留学を考えている人はぜひ最後までご覧ください。
この記事を監修した人
かおる
英語×習慣化を目指す
チェコのカレル大学法学部に一年間交換留学
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交換留学の奨学金の種類【給付型と貸与型】
いざ、交換留学を決意し奨学金を検討しようとしても、奨学金の種類がたくさんあって分からないこともあると思います。
一般的に日本で奨学金と言われるものは、給付型奨学金と貸与型奨学金に大別されます。
この違いを知らなければ、後で巨額の借金を背負うことにもなりかねないので気をつけて下さい。
その二つの奨学金の種類は以下の通りです。
<奨学金の種類>
- 給付型奨学金
- 貸与型奨学金
では順に見ていきましょう!
給付型奨学金とは
給付型奨学金とは、一言でいうと返済する必要のない奨学金のことです。
給付型奨学金は返済する必要がないので、それなりにハードルが高いことが普通です。
給付型奨学金の特徴は以下の通りです。
<給付型奨学金の特徴>
- 返済する必要がない奨学金
- 公的機関、財団などが実施
- 奨学生になるために高い倍率を突破する必要がある場合も
給付型を考える場合はぜひ参考にしてください。
留学の奨学金と言えば、給付型のことを指すことが多いです。
私も給付型をいただいていました。
この記事では給付型に焦点をあててお伝えしていきます。
給付額は機関・財団によって全く異なります。
返済義務がない分、応募のハードルは高いですが、ぜひ経済的に留学が難しい場合は給付型の奨学金を検討してみてください。
貸与型奨学金とは
貸与型奨学金とは一言でいうと、返済義務のある奨学金です。
返済義務があるので、留学期間が終わったら返済しなければなりません。
<貸与型奨学金の特徴>
- 奨学金という名の借金
- 日本学生支援機構など一部の奨学金が貸与型
- 必ずしも高い倍率ではない
留学する人で貸与型をもらっている人は私の知り合いにはいなかったです。
みんな給付型でしたね。
貸与型は返済義務があるので、学力要件、語学要件などは低い傾向にあります。
貸与型奨学金は奨学金という名の借金です。
まずは、給付型を検討してダメだった場合にのみ、貸与型を考えればいいと思います。
【公的機関】交換留学時の給付型奨学金一覧
留学の奨学金は、給付型のほうがいいことは分かったところで、具体的にどんな奨学金があるか気になりますよね。
公的機関の奨学金は比較的採用人数が多く、情報も入りやすいので必然的に倍率も高くなりやすいです。
そのために、まずは情報を抑えておきましょう。
本記事では以下の公的機関の奨学金をまとめました。
<公的機関の奨学金>
- トビタテ
- 日本学生支援機構JASSO
では順に見ていきましょう!
【文部科学省】トビタテ留学JAPAN
交換留学を希望する学生で一番初めに検討するのはトビタテの奨学金ではないでしょうか。
この奨学金は政府主導の民間協働の留学促進キャンペーンです。
給付額が高額なこともあり採用のハードルは高いです。
トビタテ奨学金の特徴をまとめると以下のようになります。
<トビタテ奨学金の特徴>
- 公民協働の奨学金
- 給付額が高額
- 応募には学業だけでなく、フィールドワークなどの+αの計画が必要
それでは少し補足していきます。
トビタテは準備段階でかなりの準備が必要になるので、応募すること自体を断念する人もいます。
選考が大変だと言いましたが、逆に言うと奨学金応募のプロセスで、自分の留学の目的やしたいことを深く考え直し、言語化するいい機会になると思います。
公的機関の奨学金の1つ目は文部科学省主導のトビタテ留学JAPANでした。
「【体験談】トビタテ留学JAPANの魅力・費用・倍率とは?」では、より具体的にトビタテの奨学金の詳しい情報、選考突破のポイントなどをまとめているので、ぜひ併せて読んでみてください。
JASSO(日本学生支援機構)
次に紹介するのは日本学生支援機構です。
いわゆるJASSOの留学生のための奨学金です。
留学しない方でも貸与型を受けている人もいるのではないでしょうか。
こちらの奨学金は採用人数が比較的多く、受給している学生も多いです。
JASSOの奨学金の特徴をまとめると以下のようになります。
<JASSO奨学金の特徴>
- 留学地域によって細かく給付額が異なる
- 大学を通しての応募のみで選考も学内で完結する
- 給付型だけでなく貸与型もある
私はこちらの奨学金をいただいていたのですが、月額7万円の給付でした。
他にも10万円から6万円と地域によって給付額が変わります。
奨学生の選考は全て学内で行われるので、「学内で」いい成績を取っておきましょう!
給付型、貸与型とあるので、自分の経済状況に応じて応募を検討してみてください。
【地方自治体】交換留学時の給付型奨学金一覧
将来、地元で働きたいけど、そのような意思が選考に有利な奨学金がないかと思われる方もいると思います。
答えは「イエス」で、住んでいる地域や通っている大学の場所などで、地方独自の奨学金制度を実施しているところもあります。
正直あまり知られていないので、知っていて損はないですね!
本記事では以下の公的機関の奨学金をまとめました。
<地方独自の奨学金>
- 「埼玉発世界行き」奨学金
- 山梨県若者海外留学体験人材育成事業
それでは代表的な地方自治体主催の奨学金を見ていきましょう。
「埼玉発世界行き」奨学金支給制度
まず最初に紹介するのは、グローバル人材育成センター埼玉が実施する給付型の海外留学奨学金です。
いかにして、埼玉県に「地域貢献」するかがポイントになります。
「埼玉発世界行き」奨学金支給制度の特徴をまとめると以下のようになります。
<「埼玉発世界行き」奨学金支給制度の特徴>
- 「一般奨学金」を「冠奨学金」の二種類
- 女性限定の条件がある場合もある
- 埼玉県の企業のインターンシップに参加するなどの地域貢献が必須な場合もある
一部の奨学金では、埼玉県民でなくても埼玉県にキャンパスがある大学に通っている場合も対象になる場合があります。
奨学金によって条件が違うので確認してくださいね!
冠奨学金は出資者の意思を尊重し設置されたもので給付額、条件などは奨学金によって異なります。
2021年2月現在で17種類もの奨学金がありました!
埼玉県では県独自の奨学金が充実している印象です。
埼玉県にお住まいの方はぜひ参考にしてみてください。
山梨県若者海外留学体験人材育成事業
次に紹介するのは山梨県若者海外留学体験事業です。
山梨県主催の給付型奨学金で、地域貢献が重要ポイントです。
こちらの奨学金の特徴をまとめると以下のようになります。
<山梨県若者海外留学体験人材育成事業の特徴>
- 県内の大学に在籍する者
- 給付額は世帯収入により50万円から100万円
- 留学中に学んだことをもとに「県政の課題レポート」を作成する必要がある
新型コロナウィルス感染症のため現在は募集を停止しています。
最新情報をご確認ください。
こちらの奨学金の応募基準は「県内の大学似通っていること」という極めて分かりやすい応募基準です。
給付額もそれなりに高額なので、山梨県から奨学金を給付してもらって地域貢献をしたい人はぜひ応募してみてください。
ぜひお住まいの、または大学の地域の奨学金を個別的に調べてみてください。
【民間団体】交換留学時の給付型奨学金一覧
民間団体の奨学金に応募したいけど、どんな奨学金があるか知りたいと思う方も多いと思います。
そこで本記事では代表的な民間の留学奨学金についてまとめました。
本記事では以下の民間団体の奨学金をまとめました。
<代表的な民間団体の留学奨学金>
- 経団連グローバル人材スカラシップ
- 業務スーパージャパンドリーム奨学金
- 村田海外留学奨学会
- 松下幸之助国際スカラシップ
では順に見ていきましょう!
経団連グローバル人材育成スカラシップ
まず初めに紹介するのは、経団連の給付型奨学金です。
経団連が言わずと知れた日本経済の大黒柱であるがゆえの充実した内容です。
経団連の奨学金の大きな特徴をまとめると以下の通りです。
<経団連グローバル人材育成スカラシップの特徴>
- 給付額が一括で200万円と非常に高額
- 奨学金の使い道に特に制限なく自由度が高い
- 将来日系の企業で働くビジョンがある人にオススメ
かなり自由度の高い奨学金ですね!
大変魅力的な奨学金ですが、選考の時期がかなり早いので、応募の際は気を付けてください。
経団連の奨学金はかなり自由度の高いものになります!
こちらの奨学金は経団連主催なため、将来、日本企業で留学で学んだことをどう活かし、日本の発展に寄与したいかというビジョンも求められます。
以上が経団連グローバル人材育成スカラシップのまとめでした。
将来日本企業で働きたいというビジョンがはっきりしている人は、ぜひ応募を検討してみてください。
業務スーパージャパンドリーム財団奨学金
次に紹介するのは破格の値段で家計を助ける業務スーパーの奨学金です。
業務スーパーが奨学金給付を行っているのは意外かもしれませんが、高額な給付でまさしく奨学生の「夢」を応援するような奨学金です。
業務スーパージャパンドリーム奨学金の特徴をまとめると次の通りです。
<業務スーパージャパンドリーム財団奨学金の特徴>
- 給付額は一律月15万円
- 選考では語学、成績要件よりも留学動機、奨学金に応募する理由を重視
- 語学研修を含まない留学であること
語学要件は比較的低く、文系がIELTS5.5以上、理系が5.0以上で応募できます。
比較的書類の量が多く、大学でまとめて応募する形です。
必ず学内締切を確認してください。
以上が業務スーパージャパンドリーム奨学金のまとめでした。夢を大いに語って応募してみてはいかがでしょうか?
公益財団法人 村田海外留学奨学会
次に紹介するのは、株式会社村田機械の留学奨学金です。
こちらの奨学金は他の奨学金に比べ、少しユニークな選考方法、給付方法を採っています。
村田海外留学奨学金の特徴をまとめると以下のようになります。
<村田海外留学奨学会の特徴>
- 法学、経済学、経営学、理学、工学各科所属の学生のみ応募可
- 留学先国言語での語学試験あり
- 給付額は奨学生によって様々
給付額は定額ではなく、請求方式を取っているため奨学生によって様々です。
財団ホームページの「奨学生の声」には奨学生の方の非常に専門性の高い研究内容を参考にすることができます。
留学先言語での語学試験が財団独自に実施されることに注意が必要です。
民間の外部試験では代用することはできません。
でも非英語圏への留学で、英語で全ての授業を受ける場合は英語での実施になるようです。
学部生には少しハードルが高い奨学金のように思えますが、高い志と明確な研究テーマがあればぜひ応募してみてはいかがでしょうか。
松下幸之助国際スカラシップ
次に紹介するのはパナソニックの創設者である松下幸之助の記念財団の給付型奨学金です。
こちらの奨学金では、諸外国との交流の促進、諸外国の発展と真の国際相互理解に寄与する研究を志す海外留学を助成しています。
松下幸之助国際スカラシップの特徴をまとめると以下のようになります。
<松下幸之助国際スカラシップ>
- 給付額は月額14万円
- 留学先はアジア・アフリカ・ラテンアメリカ諸国の大学研究機関に限定される
- 月々の給付以外にも1往復分の航空券代給付
往復航空券代も給付してもらえるのはすごくありがたいですね!
航空券が一度の出費で一番高い場合が多いですからね・・・
アジア、アフリカ、ラテンアメリカ研究のための 米、 欧、豪州などへの留学・研究は対象外です。気を付けてくださいね!
こちらの奨学金は高額な給付額で、航空券代も給付の対象と大変魅力的ですね!
留学したい地域が財団指定の地域の場合、ぜひ応募を検討してみてください。
【要注意】交換留学時の奨学金応募で気を付けるべきこと5選
ここまで具体的に交換留学でも応募できる給付型の奨学金をみてきましたが、応募の際に気をつけるべきことはあるのでしょうか。
答えは「イエス」です。
奨学金は誰もがもらえるわけではなく、準備をしっかりしないと選考を突破できません。
以下が奨学金応募の際に気を付けるべきポイントです。
<奨学金応募の際に気を付けるべきポイント>
- 大学を通しての応募は学内締め切りがあること
- 書類をそろえるのに時間がかかる場合があるので、早めに準備をすること
- 成績は高い水準で維持しておくこと
- 語学試験は早めに受けておくこと
- 一人で取り組まないこと
では順に見ていきましょう!
1.大学を通しての応募は学内締め切りがあること
奨学金応募の際に気をつけるべきことの1つ目は、奨学金の学内締め切りです。
一部の奨学金は大学でまとめて機関や財団に応募する方式を取っています。
その場合、機関や財団の締め切りより前に学内の締め切りがあることが普通で注意が必要です。
業務スーパーもJASSOも大学からまとめて出願です。
そのため書類は学内締め切りまでにそろえる必要がありました。
一部の奨学金は学内締め切りがあるので、必ず大学に確認しましょう。
2.書類をそろえるのに時間がかかる場合があるので、早めに準備をすること
奨学金出願の際に気をつけるべきポイントの2つ目は早めの準備です。
出願には、語学試験の結果、成績表、留学計画書、志望理由書など、とにかく大量の書類が必要で一晩で終わるものでは決してありません。
私も書類の準備が間に合わず、出願を断念した奨学金もあります。準備さえしていれば・・・ですよね。
このように応募にはたくさんの種類の書類が必要です。
余裕をもって応募するために早めに情報収集して早めに書類をそろえておきましょう。
「交換留学の志望動機の見つけ方・志望動機書の書き方公開【落とし穴も?】」の記事では、交換留学の志望理由書の作り方について詳しく解説しているので、ぜひ合わせてご覧ください!
3.成績は高い水準で維持しておくこと
奨学金出願の際に気をつけるべきポイントの3つ目は学業成績です。
ほとんどの奨学金では、成績が選考の大事な要素になっているからです。
たとえ、成績要件が低いところに出す際にも高いに越したことはありません。
JASSOの給付型奨学金の場合、JASSOの基準でGPAが2.6以上ある必要があります。
成績で奨学金が受給できるかが決まることがあります。
留学を考える場合は、日ごろから学業にまじめに取り組みましょう。
4.語学試験は早めに受けておくこと
奨学金出願の際に気をつけるべきポイントの4つ目は、語学試験を早めに受けておくことです。
語学試験の結果は、受けてから1か月後に届くなどかなり時間がかかるからです。
また英語以外の語学試験は年に数回しか試験を実施していないなど、スケジュールを確認していないと出願に間に合わないケースが頻発します。
私の友達に語学試験の結果が間に合わず、留学自体も奨学金も断念した人がいます。
残念過ぎますよね。
語学試験の結果は受けてすぐに受け取れるものではないので出願に間に合うように早めに受けておきましょう。
5.一人で取り組まないこと
奨学金出願の際に気をつけるべきポイントの5つ目は、人に協力を仰ぐことです。
応募の際の大量の書類の中には、しっかりと内容を練らないといけないものもあります。
選考を突破するためには、先輩や先生などにお願いして、客観的な意見を取り入れて説得力、一貫性のある文章にする必要があるからです。
私も奨学金の選考を突破した先輩などに話を聞き、ポイントを抑えた文章に仕上げました。
書類作成は一人で取り組んでも限界があります。
書類作成は正直大変ですが、一人で取り組まずに周りの人の協力を仰ぎましょう。
まとめ:奨学金を受給して交換留学を実りのあるものにしよう
本記事では交換留学でも応募できる給付型奨学金情報、気を付けるべきことをまとめました。
一見ハードルが高く見えてもしっかり情報収集と準備をすれば奨学金を受給することができることが分かったのではないでしょうか。
奨学金を給付してもらうことで、留学中のお金の心配が大幅に減り、本来の留学の目的にフォーカスすることができます。
交換留学を考えている方はこの記事を参考に、奨学金情報をご自身でも確認してみてください。
そしてぜひ奨学金を受給して留学を実りのあるものにしてください。
<まとめ>
- 給付型の奨学金がおすすめ!
- 代表的な奨学金はたくさんある!
- 奨学金応募の際に気を付けるべきことをきっちりと抑えておく!
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