- 交換留学のメリットを知りたい!
- 交換留学のデメリットも知りたい!
- 交換留学に行く際に気をつけるべきことを知りたい!
この記事では上記の悩みを解決していきます!
皆さんこんにちは!Z大学のかおるです!
Z大学では、「就活・留学・学生ビジネスなど」主に大学では学べないことを発信しています!
このように交換留学制度ってよく聞くけど、「交換留学のメリットってなんだろう?」「デメリットはないのかな?」と考えている大学生も多いと思います。
とはいっても具体的にどんなメリットがあるのか、デメリットがあるのか、気をつけるべきことは何なのかなかなか分かりませんよね。
当然交換留学にはメリット、デメリット両方ありますが、事前にきちんと両面を把握することで、お財布にも優しく、素晴らしい体験ができるまたとない機会です。
そこで本記事では実際に交換留学をした人の体験談を交えて交換留学のメリット、デメリット、そして交換留学ならではの気をつけるべきことをまとめてお伝えしていきます。
私自身も大学3年の秋から一年間、チェコの首都プラハで交換留学をしていました。
- 大学生が交換留学をするべき理由・メリット6選
- 大学生が交換留学をするデメリット5選
- 【要確認】交換留学を行う際の注意すべき点3選
交換留学に興味があるけどなかなか踏み出せない学生はこの記事をぜひ参考にして交換留学を考えてみてください。
この記事を監修した人
かおる|チェコ・プラハ留学経験者|
チェコ共和国、カレル大学に1年間留学などチェコ・プラハ留学経験者。
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大学生が交換留学をするメリット6選
そもそも私費留学でも語学留学でもなく、交換留学を選択するメリットってあるのでしょうか?
答えは、「イエス!」です。交換留学は日本の大学に籍をおいたまま留学するので私費留学や語学留学には絶対にないメリットがたくさんあります。
この記事では以下の6つの交換留学のメリットを紹介していきます。
<交換留学のメリット6選>
- 現地の学生と同じ授業を受けられること
- 留学先の大学に授業料を払う必要がないこと
- 単位が互換されること
- 休学する必要がなく、留年の可能性も低いこと
- 大学が窓口になってるので比較的手続きが簡単なこと
- 生の現地の大学情報が手に入りやすいこと
それではひとつずつ解説していきます。
メリット1:現地の学生と同じキャンパスライフを送ることができること
交換留学の最大のメリットは、現地の学術機関で現地の学生や留学生たちと同じ授業を受け、同じキャンパスライフを送ることができることでしょう。
語学留学では現地の語学学校に入っての語学学習が中心ですが、交換留学では現地の学生と同じ授業を履修し一緒に授業を受け、ディスカッションに参加し、レポートを提出し放課後は図書館で勉強するといった実際の大学生活を送ります。
私はチェコの憲法の変遷、民法、労働法などを英語で勉強し、放課後は大学の図書館で過ごし、観光しながら帰っていました。
現地の学生と同じキャンパスライフを送ることができるというのは交換留学最大のメリットと言っても過言ではありません。
海外のキャンパスライフに憧れがある人はぜひ検討してみてください。
メリット2:留学先の大学に授業料を払う必要がないこと
2つ目のメリットは、留学先の大学に一切授業料を払う必要がないことです。
私費留学や語学留学の場合、授業料でけで年間数百万円かかる場合がありますが、交換留学は日本の在籍大学の学費を納めるだけで大丈夫です。
日本の大学に籍があるからこそのメリットです。授業料は一番大きな出費ですからね。
交換留学では留学先大学への授業料がかからないので、他の留学方法ではあり得ないほど安く留学に行けます。
ぜひ、交換留学を利用しておかけがえのない留学生ライフを手に入れましょう!
メリット3:単位が互換されること
3つ目のメリットとして交換留学では、留学先で取得した単位を日本の大学の卒業単位に互換されるということです。
留学先で取った単位も卒業単位に認定されるのなら、卒業の心配がだいぶ減りますよね!
これが交換留学が交換留学と呼ばれる最大の理由です。
私の大学の場合、現地での単位の2/3が日本の大学の単位数と換算されました。
交換留学では留学先の単位が日本の大学の単位に換算され、卒業のための単位に算入されます。
他の留学方法ではないメリットなので、ぜひ覚えておいてください!
メリット4:休学する必要がなく、留年の可能性も低いこと
4つ目のメリットは休学・留年の必要がないことです。
留学することで卒業が遅れることを心配している人もいるのではないでしょうか。
しかし、交換留学では留学の期間が休学扱いになりません。
交換留学中でも籍は日本の大学にあるので、学生は3年次の秋から留学し6月に帰国した場合、4年生としての後期から元の大学の授業を受けることができます。
私は新型コロナウイルスにより途中帰国となりましたが、帰国後もオンラインで留学先の授業を受け続け、単位認定もしてもらいました。
このように他の留学方法だと休学して、必然的に留年することが一般的ですが、
交換留学では必ずしも休学、留年をする必要はありません。
「留学はしたいけど、卒業はみんなとしたい!」という人はぜひ積極的に交換留学を考えてみてください。
メリット5:出願手続きが比較的に簡単なこと
5つ目のメリットとして交換留学では、大学の留学課同士で書類のやり取りをしてもらうので、出願手続きが比較的簡単だということです。
交換留学以外の留学方法では、自力で手続きの一切を行うか、多額の費用を払ってエージェントにお願いするか方法しかありません。
しかし、交換留学では、大学間でやり取りが行われるのでもちろん無料ですし、自分で留学先のオフィスなどに問い合わせる必要などはありません。
指定の書類さえしっかり準備すれば、後は大学が手続きをしてくれるので、入学許可証が来るのを待つのみです!
交換留学の場合、出願手続きが比較的簡単です。
語学留学などの留学エージェントではトラブルが発生すると聞くので、その点交換留学は大学が窓口なので安心できますね!
メリット6:生の現地の大学情報が手に入りやすいこと
6つ目のメリットは提携校の情報、現地の生活情報が先輩や留学生に聞くことができることです。
交換留学は大学間での提携により実施されているので、大学は過去の実績としてどこに何人派遣したかや、授業内容から生活環境まで記載された学生の報告書を公開しています。
また、皆さんが留学したい大学に留学経験のある先輩に直接コンタクトがとれる仕組みにもなっていますし、皆さんの大学に来ている交換留学生から、その大学の雰囲気や知りたいことを直接聞くことができます。
私も留学前、留学中、帰国後報告書を出しました。
利用した航空会社や空港からの移動手段、生活費、履修内容、休日の過ごし方までこと細かく書いたので情報満載だと思います。
このように交換留学では日本の大学の先輩、留学生から直接濃い情報を得られます。
インターネット上だけでは得られない貴重な情報が得られると思うので、ぜひ積極的に色んな人とコンタクトを取ってみてください。
大学生が交換留学をするデメリット5選
これまで交換留学のメリットを細かく見てきましたが、デメリットも気になりますよね!
もちろん大学間の交換留学でもデメリットもいくつかあります。
しかし、これらのデメリットを事前に分かった上で賢く選択することでデメリットを全て対策することもできます。
この記事では以下の5つの交換留学のデメリットを紹介していきます。
<交換留学のデメリット5選>
- 留学までのハードルが高いこと
- 留学期間の制限があること
- 留年の可能性があること
- 学術分野を自由に決められるわけではないこと
- 留学中に就職活動をするのは大変であること
では順に解説していきます。
デメリット1:留学までのハードルが高いこと(語学要件、成績要件、学内選考)
1つ目のデメリットは交換留学は誰でも無条件に留学が保証される制度ではないということです。志望者が多い場合、学内選考に通過する必要があります。
また、一定以上の語学力のスコアの提出が必要だったり、大学によってはGPAの要件を課しているところも少なくはありません。
学内選考をする主な理由は「提携校一校につき何人の留学生の受け入れ」と枠が決まっているからです。
語学要件、成績要件を課す理由は、交換留学はあくまで学問が目的であり、学生が現地のアカデミックな活動を十分にできるかが重要だからです。
私が留学していたチェコのカレル大学はIELTS5.5が最低要件でした。
さらに、イギリスなど英語圏は比較的語学要件が高くなる傾向にあります。
学問をするためには仕方がないデメリットですが、事前にしっかり準備しておけば全く問題ありませんね!
「交換留学の志望動機の見つけ方・志望動機書の書き方公開【落とし穴も?】」では、交換留学の志望動機の書き方について詳しく解説しているので、ぜひ合わせてご覧ください!
デメリット2:留学期間の制限があること
2つ目のデメリットは交換留学は留学期間が決まっていて1セメスター(約5か月)か2セメスター(10か月)からの選択しかできないことです。
これは制度上仕方がないのですが、 正規留学のように年単位で現地の大学に通い続けることはできないですし、留学期間を自由にアレンジすることもできません。
特に就職活動や公務員試験に影響を出したくない人は1セメスターの留学を選択している人が多い印象を受けます。
留学期間が2択しかないので、自分の計画に合わせて留学期間の選択することが大事になってきます!
デメリット3:留学先での学術分野を自由に決められる可能性は低いこと
デメリットの3つ目は日本で所属している学部の学問領域を超えて履修することは基本的にできないということです。
正確には、留学先の大学の承諾があればどんな科目でも履修はできるのですが、日本の大学の単位に認定される可能性が低いということです。
交換留学は単位互換できることが制度の主眼なので、留学先の履修内容がある程度日本の大学の授業内容と被っていないと、単位互換の申請が通りません。そのため必然的に勉強する分野は限られてきます。
私の日本の大学での所属は法学部なので、必然的に留学先での所属も法学部でした。
大学によってはどんな履修内容でも単位認定される場合もあるので大学に確認してみてください。
また、留学先を検討する際には公開されているシラバスなどをよく読みましょう!
デメリット4:留年の可能性があること
デメリットの4つ目は留年の可能性があることです。
先ほど交換留学のメリットとして、必ずしも休学・留年をしなくてもいいことを挙げましたが、主に就職活動の関係などで、留年を選ばざるを得ないこともあることがあります。
多くの人が3年の秋から交換留学に行き、翌年の6月ごろに帰国するので、一般的な就職活動の時期をまるまる海外にいることになるからです。
そのため日本で就職活動をするために休学・留年して一年卒業を延ばす人もいます。
私も4年生の後期を休学し卒業を一年遅らせました。
単位の観点では必要なくても就職活動のために留年せざるを得ないこともあります。
留年の可能性があることを十分に吟味したうえで留学計画、就活計画を立てたいですね!
デメリット5:留学中の就職活動は現実的でないこと
デメリットの4と若干被りますが、留学中に就職活動をするのは不可能ではありませんが、大変だということです。
留学中は、外国という慣れない環境で、膨大な課題に追われる毎日で単位を取ること自体が大変です。
それに加えて就職活動も同じく多くの時間が必要になり、就職活動のために単位が取れないということになりかねません。
ボストンキャリアフォーラム、ロンドンキャリアフォーラムなどの機会はありましたが、私は勉強に追われていたので早々に留学中の就職活動はあきらめ、学業に専念していました。
どうしても就職活動をしたい場合は授業数を減らす、事前に十分な準備をするなどの対策を取りましょう。
【大公開】交換留学にかかる費用まとめ
ところで、交換留学に係る総額の費用ってどれくらいかかるのでしょうか?
もちろん留学先によって異なりますが、2セメスターの留学で100万円から150万円のところが多いです。
留学費用で一番お金がかかるところは、寮費・家賃です。
特にアメリカ、西ヨーロッパなどでは家賃で10万円近くかかることも珍しくありません。
交換留学の費用は大きく以下の5つに大別されます。
- 往復航空券代
- 寮費
- 保険代
- 食費
- 交際費・交通費
私が生活していた寮は月額2万円ほどで他のヨーロッパ諸国と比べて非常に安かったです。
このように比較的安いとはいえ、ある程度まとまったお金が必要になる交換留学ですが、実際に国や地域でどれほどかかる費用が変わるのか、また具体的な節約術を知りたい人もいると思います。
「交換留学にかかる国・地域別の費用一覧まとめ!【大学生必見】」の記事では、交換留学にかかる費用を地域別に徹底紹介しているので、ぜひ合わせてご覧ください!
【要確認】交換留学を行う際の注意すべき点3選
さてここまでメリットとデメリットをみてきましたが、これらの情報だけで留学準備や留学中の勉強などがスムーズにいくか心配な方も多いと思います。
今からお伝えすることはより留学が有意義なものにするためにも、知っていないと大変なことになるかもしれないことを含め、お伝えするのでぜひ最後までご覧ください。
この記事では交換留学の際に注意するべきこととして以下の3つを解説していきます。
<交換留学する際の注意すべき点3選>
- 情報取集を早めに行うこと
- 語学力を基準以上につけておくこと
- 留学の時期を考慮すること
順に解説していきます。
1.情報取集を早めに行うこと
1つ目の注意すべきポイントはできるだけ早く情報収集を心がける必要があるということです。
デメリットとして語学要件・成績要件の話をしましたが、特に人気な大学を志望する場合、前もって十分な成績を取っていないと、学内選考を通過できません。
そのため、どのような大学があるのか、出願要件は何か、語学試験はいつかなどの情報を早めにキャッチして準備を進めましょう。
また留学が決まっても奨学金情報、ビザの申請にかかる期間など網羅的な情報収集をしておきましょう。
実際に私の友達に留学を希望していたのに、語学試験のスケジュールが間に合わず、出願自体出来ずに留学を断念した人もいます。
また就学ビザの申請のタイミングを逃したため、ビザなしで入国して不法滞在になりかけた人もいます。
交換留学に興味が出てきたら、情報収集をいち早く行いましょう。
「スケジュールさえ確認していれば、、」「もっと早く情報を手に入れていれば、、」と嘆いても遅いです。
しっかりスケジュール、必要な書類など情報収集を常にしておきましょう。
2.語学力を基準以上につけておくこと
2つ目の注意すべきポイントは、出願要件の語学力基準はあくまでも最低条件として考える必要があるということです。
語学要件は留学先の大学が「これぐらいあれば、外国語で授業を受け、単位を取るのに耐えうるだろう」と考えて課しているものですが、実際には要件ギリギリの語学力では授業についていくことすらも難しいです。
恥をしのんで告白しますが、私自身、カレル大学の最低要件であったIELTS5.5で留学して授業内容に全くついていけませんでした。
なんとか単位は取れましたが、とても大変だったのを今でも覚えています。
実りある留学のためにも語学力は必須です。
要件をクリアしてもそこで勉強をやめるのではなく、出発までに語学力を上げられるだけ上げてその時できる全力の準備をしましょう。
「【完全版】語学留学前の勉強法を徹底解説!」の記事では、留学前の事前勉強について詳しく解説しているので、ぜひ合わせてご覧ください。
3.留学の時期を考慮すること
3つ目の注意すべきポイントは所属学部によっては留学の時期を考慮する必要があるということです。
例えば数か月の実習が卒業要件にもかかわらず留学と時期が被ったり、必修の授業が留学のために履修できないといったことが起こり得るからです。
教育実習が代表的な例ですね。
そのような場合は留学を2年次でするなどが考えられます。¥
このように留学の時期を考慮せずに留学を考えていると、後で卒業できないなどといった大変なことが起こる場合があります。教務課と相談しながら留学計画を立てるのも手ですね。
「【いつから行ける?】コロナ禍での留学徹底解説」では、コロナ禍の留学時期について詳しく解説しているので、ぜひ合わせてご覧ください!
まとめ:交換留学制度はメリットがたくさん!
本記事では交換留学のメリット、デメリット、注意すべき点について解説しました。
交換留学のメリットだけでなくしっかりとデメリットにも目を向け、きちんと事前に準備をすれば、留年や休学は必ずしも必要ではなく、最高の留学生ライフを送ることができることが伝わったのではないでしょうか。
大学の先生が「留学は人生の中でも特に色のついた時間になると思います。」と仰っていたのを鮮明に覚えています。
実際に私のプラハでの生活も、間違いなく鮮明な色のついた時間でした。交換留学はデメリットを考慮してもなお、素晴らしい機会ですので、ぜひ交換留学を前向きに検討してみてください!
<まとめ>
- 交換留学には私費留学には絶対にないメリットがたくさんあること
- 同時に交換留学ならではのデメリットもあること
- 交換留学に際して気を付けるべきことが複数あること
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